今回の記事では「野草って草だけどいつ採ってもいいの?」「季節によって採れる野草があるの?」といった疑問に答えるために季節べつに採れる野草を紹介したいと思います。
今回は3月〜6月を春、7月〜10月を夏、11月〜2月を秋・冬としてそれぞれの季節に採れる主に聞いたことがある又は、日本中どこでもある有名な野草を紹介したいと思います。地域によって季節のズレがあるので多少時期に違いがあると思いますが、そのあたりは自分の地域の特徴をよく観察して楽しんでみてください。
野草採りはいつがいい?オススメはやっぱり春です!
長く厳しい冬を耐えた野草が土から一斉に芽を出す春が野草採取にはやはり一番最高の季節です。春の野草は若葉や新芽を多く利用できるので、より野草の醍醐味を味わうことができるのです。
特に野草採りの初心者の方は野草がたくさん生えてくる4月頃暖かくなってきた頃に近所をよく観察しながら散歩してみてください。目についた野草を写真に収めておいて家に帰ってから調べてみると少しずつ知識も身についてくるはずです。
まずは1つ野草を摘んでみて、簡単に料理して食べてみてください。きっと野草の魅力を感じられるはずです。
春に採れる主な野草
春はたくさんの野草を採取することができます。本当にたくさんの野草が春には採ることができるので全てを紹介すると物凄い量になってしまいます。今回紹介する春の野草はできるだけどこの地域にもあって身近な春の野草を紹介したいと思います。
すみれ・・・鑑賞するだけでなく葉や花は食べることができます。サラダに添えるとグッド!
ハコベ・・・春の七草の一つ、畑や野原で見つけられます。食べるだけでなく歯磨き粉や入浴剤など用途が豊富
オオイヌノフグリ・・・名前とはうらはらにカワイイ花が咲きます。別名「星の瞳」
カタバミ・・・生命力が非常に強いのでかつては戦国武将の家紋にも使われていた。
たんぽぽ・・・春の野草の代表格、葉も花も根っこも利用できます。
ツクシとスギナ・・・こちらも春の野草で有名、スギナはお茶にしてもいい香り
ユキノシタ・・・湿った日陰を好みます、湿布や化粧水としても利用できます。
フキノトウ・・・春の山菜として有名、あのエグ味がクセになる。
カラスノエンドウ・・・別名「ヤハズエンドウ」
ハルジオン・・・原産地は北アメリカ、似た野草で「ヒメジョオン」がありどちらも食べられる
ナズナ・・・こちらも春の七草の1つ、味はピリッと辛みがあるのが特徴
ホトケノザ・・・こちらも春の七草の1つ、花は蜂蜜のような甘さがある。
クコ・・・クコといえば杏仁豆腐を思い出す方も多いでしょう、家庭菜園で育てている方も多い。
アブラナ・・・通称「菜の花」「ナタネ」として有名、野菜として油として大活躍
カキドオシ・・・たいていの方の家の庭に生えています、ミントのような香りがします。
よもぎ・・・春の野草といえばやはりよもぎです。実は世界中で利用されていてその品種は250種以上あり日本だけでも30種類以上があるそうです。
夏に採れる主な野草
梅雨が終わると強い日差しとともにたくさんの草がそこら中でぐんぐんと成長してきます。たいていは雑草として嫌われがちですが、その中には利用できる野草もたくさん混ざっています。野草を利用すれば夏バテもなんのその。
ドクダミ・・・独特の香りで夏の雑草の代表格、しかし食材にお茶に消臭剤に大活躍!
ツユクサ・・・鮮やかな青い花は爽やかな夏にぴったり、食べてもとても美味
ヤブカンゾウ・・・おいしい野草といえばヤブカンゾウとあげる人も多いです。
スベリヒユ・・・栄養豊富でこれが食べられると知るとたいていの方は驚きます。
オオバコ・・・雑草として知る人も多いはず、どこにでも生える生命力
ミョウガ・・・一度根付くと毎年生えてくる、薬味として夏に大活躍
セリ・・・水辺の野草として有名、野生のセリはより香りが際立つ!
ミツバ・・・サラダにおかゆに大活躍、こちらも野生は香りがすごい
アオミズ・・・夏場の湿った場所を好んで生える、シャキシャキとした食感が最高です
秋と冬に採れる主な野草
夏の暑さがひと段落すると実りの秋の到来です。野草だけでなく木の実や、山菜など普段よりも少しだけ足を伸ばしてみると、より多くの野草を見つけることができるはずです。
ヨメナ・・・あまり聞き慣れませんが、実は秋のあぜ道で簡単に見つけられる秋の野草
ノビル・・・秋の野草の代表、独特の香りと辛みがたまりません。
スイバ・・・酸味があり漢字で酸っぱい葉と書く、ハーブとして利用されています。
ヤマノイモ(ヤマイモ)・・・秋の味覚といえばヤマイモですが掘るのはかなり難しいかも
クロモジ・・・高級爪楊枝の材料として有名なほどいい香りを楽しめる、クロモジコーヒーはオススメです。
菊芋・・・栄養価が高く最近では家庭菜園で作る方も増えたが、実は河原で普通に採取可能だ。
セイタカアワダチソウ・・・花粉がアレルギーの方も多いが実は天ぷらや入浴剤にするといい香りが楽しめる。
クマザサ・・・林や森に多くみられる、防臭や殺菌作用が期待できる。お茶にするのがオススメです。
まとめ
1年を通して採れる野草は本当にたくさんあります。花、葉、茎、根、実それぞれに利用できる部位があって食、お茶、入浴剤、化粧品、染料など多くの用途があります。
今日紹介した野草はほんの一部で調べるともっと多くの野草が見つかりますが、まずは普段の身の回りにある身近な野草からはじめてみることをオススメします。また今日紹介した野草とよく似ているけど利用できない野草もあるので、利用する際には事前にしっかり調べてからにしましょう。
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