野草はどこで採れる?身近にある野草採取場所を紹介

野草のキホン
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野草は基本的に草が生えているところであればどこででも採ることができます。自宅の庭や道路の脇、近所の空き地など身近な場所から畑や河原、林や森や山そして海辺まで草が生えているところには必ず利用できる野草が生えています。

しかしこれだけどこにでもあると逆に迷ってしまいますね。目的の野草がどこにあるのか?その場所ではどんな野草を採ることができるのか?事前にある程度知識があれば便利ですよね。

ということで今回の記事では野草を採る場所を大まかに「近所周辺」「水辺」「山間地」の3カ所でまとめて、それぞれの場所で採ることができる野草を紹介したいと思います。

近所で採れる主な野草

近所で採れる野草

一番身近で野草が採れる場所といえばやはり自宅の庭です。普段は雑草として駆除している草たちもよく観察すると利用できるものばかりです。他にも道ばた、空き地、田んぼのあぜ、畑など草が生えているところは全て野草を採ることが可能です。

 

アカザ・・・若葉の中央の赤い粉は食べられないので注意

オオバコ・・・ソフトな味と苦味で、秋にとれる種子も利用できる

イタドリ・・・酸味とシャキシャキとした食感も楽しめる

カキドオシ・・・タイムのような香りが特徴で繁殖力が凄い

カラスノエンドウ・・・花が可愛らしく炒め物にすると香ばしい

ギシギシ・・・別名「オカジュンサイ」と言われるほどのぬめりと酸味が特徴的

キランソウ・・・ひなたを好んで生える、紫の花がとても上品

クズ・・・「葛根湯」で有名だが花やつるも食べられる

コオニタビラコ・・・別名「ホトケノザ」の方が春の七草で有名

スギナ/つくし・・・つくしの後に生えるスギナも実は利用できる

スイバ・・・上品な酸味とソフトなぬめりが特徴的

スベリヒユ・・・とても栄養豊富で地方によっては立派な郷土料理

たんぽぽ・・・年間を通して採取可能、花、葉っぱ、根全て利用できる

ツユクサ・・・花がとても愛らしく、シャキシャキとした食感

ナズナ・・・別名「ペンペングサ」として有名、野草らしい味がします

ノゲシ・・・ほろ苦い味が特徴で大人の味わい

ノビル・・・見た目の通り非常に強いネギ臭がするので苦手な人も多いかも

ハハコグサ・・・春の七草の「ゴギョウ」で有名

ハルジオン・・・春菊のような香りと歯切れ、花もカワイイ

フキ/フキノトウ・・・春の訪れを感じられる野草といえばで有名

ユキノシタ・・・少し湿った場所を好みます、天ぷらにするとおいしい

よもぎ・・・若葉の香りが春の訪れを感じさせてくれます。

水辺で採れる主な野草

水辺て採れる野草

用水路や湧水付近、池のほとりなどの近所や山の渓谷、海辺までと水辺まわりは野草の宝庫です。採取の際は長靴を履いていくことを忘れないようにしましょう。

 

ウワバミソウ・・・根っこはとろろ状で「ミズのとろろ」として有名

オランダガラシ・・・別名「クレソン」、肉料理の臭み取りとして日本に持ち込まれた

セリ・・・春の七草の一つ、ドクゼリと間違えないよう注意が必要

ミゾソバ・・・花がそばのの花に似ていることから命名された

ワサビ・・・ワサビも立派な野草、水が綺麗なところを好むので見つけるのは難しい

アシタバ・・・生長力が旺盛、濃厚な味と爽やかな香りが楽しめる

オカヒジキ・・・海のひじきに似ているが色が違う、サラダやおひたしがオススメです

ツルナ・・・ニュージーランドでは「ニュージーランドほうれん草」と呼ばれている

クコ・・・薬膳料理の材料として有名、葉っぱも食用できる

ツワブキ・・・きゃらぶきには本来はこちらのフキを使用する

ハマエンドウ・・・花はスイートピーのようでとても可愛らしい

ハマゼリ・・・セリ科で味も香りもパセリによく似ている

ハマダイコン・・・名古屋の守口大根は本種の品種改良品

ハマボウフウ・・・海岸の砂浜に生える、かつては八百屋さんで売られていた

ボタンボウフウ・・・沖縄では薬菜的に栽培されている

ミヤコグサ・・・黄色の花が印象的で料理が映える

山間地で採れる主な野草

山で採れる野草

山間地といえば山菜をイメージされる方も多いと思いますが、他にも利用できる野草はたくさんあります。また林や森にも足を伸ばしてみると新しい発見があるかもしれません。山間地で出かける時はしっかりと準備して怪我や遭難などには充分気を付けるようにしましょう。

 

アカメガシワ・・・食用だけでなく、包んだり薪にしたり利用価値が高い

アザミ・・・日本には60種類以上のアザミがあり、新芽から根っこまで利用できる

アケビ・・・特有のほろ苦さが特徴的

カンゾウ・・・見た目はゴージャス、味はマイルドで甘みがある

キンミズヒキ・・・花の様子が祝儀袋の水引に似ていることからこう呼ばれる

ゲンノショウコ・・・割とポピュラーな野草で入浴剤として利用されることも多い

クサギ・・・特有の香りから「臭木」と書くが熱処理で匂いは消える

コバギボウシ・・・バイケイソウと似ているので注意が必要、味はマイルド

サルトリイバラ・・・軽い苦味と香りを楽しめる

サンショウ・・・うなぎの蒲焼きでお馴染みだが他の料理でもアクセントに

シュンラン・・・ラン科で綺麗な色と風味がとても良い

スイカズラ・・・花に甘い蜜がありそれも楽しめる

ソクズ・・・ひなびた感じの趣のある野趣を楽しめる

タラノキ・・・新芽がいわゆる「タラノメ」で香りが抜群の春の野草

タチスボスミレ・・・花がとても可愛らしく早春の味が楽しめる

ツルカノコソウ・・・同属の「カノコソウ」は食べれないので注意

ニワトコ・・・鮮やかな赤い実は果実酒にして楽しむ

ナンテンハギ・・・小豆に似た香ばしい味がする

ハッカ・・・清涼剤として有名、同属のヒメハッカは絶滅危惧種

ミツバ・・・おひたしの添え物として有名

アマドコロ・・・特有の甘みが特徴的

ウド・・・独特の風味がクセになる味

ウバユリ・・・クセがない味だがアクは強いのでアク抜きが重要

オオイタドリ・・・シュウ酸を多く含むので体調に合わない方は注意

オケラ・・・信州地方では好んで食される野草

カタクリ・・・根っこに含まれるデンプンが本当の片栗粉になる

ギョウジャニンニク・・・主に葉っぱを食べる、ニラの代わりに使用できる

クサソテツ・・・いわゆる「こごみ」と言われる野草

コシアブラ・・・天ぷらにして食べるとコクがあって非常においしい

ゼンマイ・・・山菜といえばゼンマイを思い浮かべる方も多いはず

ツリガネニンジン・・・クセがなく穏やかな味わいでおいしい

ニリンソウ・・・素朴であっさりした味、花がカワイイ

ミヤマイラクサ・・・葉っぱが大葉に似ているが東北地方で好まれる

モミジガサ・・・こちらも東北地方で大変好まれる野草

ヤマウコギ・・・滋養強壮によく酒漬けにされる

ヤマブドウ・・・実は酸味がありジャムにも加工できる

野草を手軽に入手できる場所はどこ?

野草の買い方

野草を採りに行く時間がない方や身近にない野草を探している方にオススメの野草入手方法を紹介したいと思います。

野草のオススメ簡単入手先は3つあります。まず1つ目は「道の駅」です。道の駅の産地直売コーナーには必ずといっていいほど、地元で採れる野草や山菜が売られています。新鮮なものや乾燥させてお茶や入浴剤、化粧品などの加工した野草もあります。しかもかなりお手頃に売られていることが多いです。

2つ目の野草入手先は「ネットフリマサイト」です。メルカリやラクマ、ヤフオクなどがフリマサイトとして有名ですね。中でもメルカリは本当に全国いろいろな産地のいろいろな野草が出品されているのでオススメです。季節ごと地域ごとに出品されている野草が違うので見ているだけでもかなり勉強になります。

最後3つ目は「ネット通販」です。楽天やアマゾンなどでも買うことができますし、全国の漢方屋さんやお茶屋さんが野草を通信販売しています。こういった場所はきちんと下処理がしてある野草をゲットできるので品質的にも安心ですね。また家庭菜園で野草を育てることができる野草の種や苗も購入できるサイトもあるので「野草の種類+通販」などで検索してみてください。

まとめ

今日は野草が採れる場所を紹介しました。家の近所から水辺、山など野草は草が生えているところ全てがフィールドで採取することが可能です。はじめのうちは目当ての野草を1つ決めてからいくことがオススメです。もしなくても何回も通っているうちにだんだんと知識が増えていきますので、少しずつ野草生活を楽しんでいきましょう。

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